女性も社会での活躍が期待される時代で、人生設計をどう立てるべきかという悩みを持つ人も多いのではないだろうか。しかし、就職後に結婚すると、独身時代の生活スタイルとは違うものになる可能性は高い。しかも、妊娠すれば、出産や育児のために休暇を取ったり、退職したりする場合もあるだろう。そのため、将来子どもを生んでもキャリアは積んでいきたいと思うのであれば、出産や育児のことも加味してキャリアプランを考えることが必要だ。

就職前には企業の出産休暇や育児休暇の取得実績をはじめ、その他の福利厚生について調べておくことをおすすめする。就活の際には、多くの面接官は口に出さずとも、結婚や出産した場合にどうするつもりなのかを知りたいと思っているだろう。だからもし、キャリアプランを聞かれたら、結婚や出産についても触れ、職場復帰後はどのような働き方で、どのように会社に貢献していくつもりかを伝えておきたいものだ。ただし、その際は、事前に企業の出産や育児に関する考え方や制度を把握しておくことが大事だ。

それから、昇進にこだわっていなくても、面接ではある程度高い目標をアピールすると好印象だ。そして目標達成のためにかかる時間や、すべきことを考え、大まかなスケジュールを立てておこう。好きな時期にできるとは限らない妊娠は、働く女性にとって予定外に起こる場合が少なくない。だから、キャリアプランに支障が出た場合は、育児と仕事の両立を図れるように柔軟に対応する必要がある。また、育児中にこれまでのキャリアプランがしっくり来なくなるのであれば、転職したり、事業を始めたりする方法もあるだろう。